文化財防火デー消防総合訓練に参加しました。
1月28日(日)に『文化財防火デー消防総合訓練』に参加しました。
毎年1月26日は「文化財防火デー」です。
昭和24年1月26日に、現存する世界最古の木造建築物である法隆寺の金堂が炎上しました。
その後、文化財保護思想を強化徹底するべく、法隆寺が炎上した1月26日を文化財防火デーと定め、全国で防火運動が展開されています。
奥州市消防団では、奥州市内にある文化財から火災が発生したら…と想定し、毎年この時期に消防総合訓練を行っています。
28日は水沢区にあります「旧高橋家住宅」で水沢消防署と合同で訓練を行いました。
今回の出動分団は、菊池副団長、水沢方面隊本部、ラッパ隊、第1分団第1部、第2部、第3部です。
建物から煙が上がり、訓練開始です。
水沢消防署の出動から5分後、消防団からは「指揮車」1台、「ポンプ車」3台が出動しました。
道路が鏡のようにツルツルなので、事故に注意しつつ、火災現場に向かいます。
実際の火災時と同じく、消火栓からホースを繋ぎ、放水を行います。
しかし、対象の主屋が大変重要な文化財であることと、1888年の上棟から130年が経過していて、通常の放水をしてしまうと建物を破壊してしまう恐れもあります。
そこで筒先を調整し、放水を霧状にして建物等に影響が出ないようにしました。
訓練の結果、消火栓の位置や火災発生時の車両の配置場所などを確認することが出来ました。
街なかは地下式消火栓も多く、消防団は除雪作業も行い火災に備えています。
日曜日の貴重な午前中の訓練でしたが、参加された皆様、大変お疲れさまでした。